100327 白石島プチツアー









左:自己紹介/右:種とりの説明










左:初めての糸紡ぎでへっぴり腰に/右:裂き織りのための布










種をとった綿ととった種










左:みゆき食堂へ向かい皆で歩く/右:今日もうどん定食










左:浜辺にテントが並ぶ/右:きんかんをいただく










左:国際交流ヴィラの改修も無事に終わる/展望台へ向かって山を歩く










左:集会所を望む/右:柑橘を食べながら一休み










島で誕生日のお祝い


この日はプチツアーをしました。
1年間、白石島に通い、島の人たちと一緒に綿を作り、糸を紡ぎということをしてきました。
いろいろな方に白石島のことを話す機会があり、いつか行ってみたいと言ってくれた皆さんと一緒に白石島に行くツアー。
10人以上が集まり、手織り教室のみなさんとタブララサとの関わりなどを通じての
白石島を満喫してもらいました。

綿作りから手織りまでのことを説明し、実際に体験。
ちょうど私は紡いだ糸を織る作業があり、それをしましたが、
糸が布になっていく様子にとても関心を持ってくれたようで、
自分も同じようにやってみたいと言ってくれる人まで。

紡いだ糸が布になっていく様子に自分の想像を超えるほどに、
何かを感じてくれるのはとても嬉しいことでした。

やっぱり島に一緒に行き、実際にそこで過ごしてもらうことが大切なんだということをあらためて感じました。

食事のあとは、きんかんをかじりながら山歩き。
わらびがたくさん採れました。

帰りの船は眠りこけてる人もちらほら。
山歩きが堪えたのだろうけど、心地よい疲れに包まれるのもまたいいことかなと。

香川のこんぴらさんといい、お遍路といい、ああやって自ら体を動かすことに何かを感じているのだという話を聞いた。
日頃の生活で島を訪れる機会なんてそうないだろうし、「島を訪れる」ということで、日々の生活が少し変わっていくきっかけを、白石島との関わりを通じて作っていけたらいいなと思う。

100327 織り作業









かせになった糸を小管(こくだ)に巻き取り、「ひ」に通す。










織ります。










まあまあの量になりました。


3月27日、いよいよ紡いだオーガニックコットンの糸で手織りです。
まずはかせになった糸を「ひ」というボビンみたいなものに巻き取ります。
それを「ひ」に通し、それを左右に渡し、足を踏み替えて織ります。
糸には色もなく、一番簡単な織り。
56gの糸もそれなりの量になりました。

この日はプチツアーということで、10人以上で島を訪れましたが、
初めての人も、紡いだ糸が布になっていく様子に興味津々という感じ。
1年間やってきて、やっとここまでこれなあという安堵。

頑張って糸は紡ぎましたが、経糸の準備が何よりも大変で、島のおばちゃんたちには忙しい中、時間を取っていただき、僕が織るためにいろいろやってくれました。

織っているのはただの生成りの布ですが、とても感慨深いものがありました。