101226 綿とみゆき食堂の話









左:この日の定食
右:島でとれた天然ひじき









左:ひょうたんかぼちゃ
右:島のかき揚げはいつもおいしい海老が入ってる




















翌日のお昼、みゆき食堂での話。
綿をご自身で作られていて、白石でどんな事をしているのか興味を持ってくれた方が来てくれました。
ちょうど、息子さんを白石島文化祭2の鞆の浦を巡る船のツアーに参加される予定だったので。

こちらもメモ書きになってしまうのですが、

・綿は交配しない。

・織るというのはハードルが高い。

・編むのがいいのでは。モチーフを作る。

・原料でやるのはまったく割に合わない。

・作家の人でも時給750円換算でやっているが、手紡ぎとなるとダメ。時間がかかりすぎる。

・最近、綿の価格が上がっている。不安定に。

といった、綿の動向を教えてもらいました。たしかに織ることは難しいし、割に合わない。だからといって、綿との関わりがそれで終わるのかといえばそうではなくて、綿から着るものへとつながる一連のものとして捉え、「衣」に触れるにはどうするのがよいか?という考えを持たれていたように感じ、とても興味深い話ができました。


次はみゆき食堂の話。

この日の献立は、白ご飯、うどん、冷ややっこ、おから、島で採れた天然ひじき、島で採れたえびと白身を混ぜたかきあげ3つ、紫芋・ひょうたん南瓜・さつまいもの天ぷら(全部みゆきさんが育てたもの)、エンドウ豆(島の方にもらったもの)、島のみかん。これで500円。

お米とうどんは笠岡産。これをみゆきさんは「趣味」と思ってやってる。ボケ防止ですよと。

ボケ防止という言葉も、ピンとこない、まあそんなことはほんとは思ってなくて自然に。

自分で作って残ったものを出しているからね、と付け加えていた。

お店を始めたのは平成元年。それまで近所に食堂があったけど、都合でお店をやめられた。それでは島に工事に来る人とかがお昼ご飯に困るだろうからということで食堂を始めた。

この日も電話をすると、開龍寺という島のお寺掃除に行き、その帰りに自分の畑に寄って野菜をいろいろと収穫して帰ってきたところ。

まだ準備も何もできてないから30分後に来てと。


そんな話をしたのでした。
今は臨時でお休みが続いてるのだけど、またいつか食べたい本当に素敵なお店です。


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