090524 島の大運動会









5月24日(日)。
笠岡諸島が合同で年に1回開催する「島の大運動会」がありました。
運動会ツアーということで、島外の人も参加できます。
12回目の開催で、真鍋島、北木島、白石島、高島、飛島、六島の有人6島を持ち回りで行うもの。
今年は六島での開催でした。









(左)準備運動の風景。
パラパラのような不思議な躍りでした。

(右)白石島で作った山菜おこわ。
右に見えるのは桑の実と桑の葉で作ったゼリー。
桑の実はブルーベリーの5倍、目にいいようです。
今年の白石は桑のプロジェクトもやってます。









島1周のウォークラリーに参加。
障害物競走が山歩きに。グラウンドなんかでしないで、島を使った運動会。










最後は島対抗の綱引き大会。
白石は男がだらしなく女が強いと、
繰り返しプレッシャーをかけられたんですが、結局準決勝で敗れてしまいました。。
左は優勝した高島チーム。白石チームで出場してきました。必死の形相。

1番最初に出てきたフラッグは、この運動会、というより、笠岡諸島を表すフラッグです。
6つの色の島模様。
物理的にも閉じ、
閉鎖していると言われる島だけど、
だからこそ、それぞれの島の色を出してつながれているんやなと思う。

090523 瀬戸内海の文化力



















523日(土)に、「第3回瀬戸内海文化助成」の発表大会と「2010年瀬戸内国際芸術祭と瀬戸内海の文化力」のシンポジウムが高松でありました。
発表大会では、白石島の綿のプロジェクトでお世話になっている天野さんも発表されました。4回の助成対象も決まり、これまでの瀬戸内海文化助成についての概括がありました。最近の傾向としては「島」が増えており、取り組み方としては、地域の記憶を掘り起こし、継承し、それを発信しようという流れにあるようです。
島の特徴として、島は隔離されているため、資本主義の論理からは外れ、あまり手をつけられておらず、いろんな歴史が残っている場所である。これまでは、島外のものを拒んできたけど、これからは島外者(旅行者)の感性に磨かれる必要もあるのでは。その仕組みが必要との指摘がありました。
また、多くの島は「限界集落」となっていて、結局食べていく術がないと人は帰ってこれない。その術は、漁業と農業になるが、金銭的ではない豊かさをもった暮らしが成り立っていて、産業というよりはむしろ「生業(なりわい)」という視点が大事ではないかと。この点で、いままで少なかった衣食住などの「暮らし」もよいテーマになるだろうとのこと。ラサ×白石島のプロジェクトを考える上でとても参考になりました。

続いて、大阪大学総長で哲学者の鷲田清一先生の基調講演。
湊町アンダーグラウンドプロジェクトでのことを題材に、「なぜ、ボランティアがアートに向かったのか。」という話。
プロジェクトの打ち上げの時に、二人の若者(アーティストとボランティアの少女)がこぼした以下の言葉を軸として。

・「ここではアーティストではなく、1人のスタッフでした」
・「正しいということが1人1人違うんですね」

最後に、なぜボランティアがアートに向かったのか。
これについて、3.5個の理由を挙げていました。
1、目標、着地点や意義を設定するという発想を取らない
2、~すべしという強迫がない
3、ポジティブな受け身
0.5の部分、アーティストの感覚の強度に触れて感染したい

最後に、福武總一郎氏、北川フラム氏、樺山先生を含めたシンポジウム。
「文化は男と女を仲良くさせるもの」という仮説のもとに、ベネッセは一貫してやってるんだという話。
理工学部出身とあって、仮説を立て、検証するという思考プロセスを実践してると、福武会長自ら仰ってました。


来年の瀬戸内国際芸術祭では、瀬戸内に大きな関心が向かうでしょう。
その時に、どこまで瀬戸内の地域がやれるか。

白石島も頑張らねば。

090522 最初の間引き



















5月22日の雨上がりの午後に、島の方が間引き作業をされました。
5つほど蒔いた種が芽吹いたので、それを2~3本に絞り込む作業です。
最後は1本にします。どの芽が大きく生長するのかを見定めます。
1本にしてからは、根がしっかりと張り、立派に大きくなるのを見守ります。


090519 種蒔き過ぎ

棉が一斉に芽吹きました。








どこもかしこも芽吹き過ぎな状況。








以前紹介しましたが、万が一に備え、種を3~5粒程度蒔いています。
写真を見るとほとんど芽吹いている模様。
この中で、1つに選んで他のものを除去する必要があります。
それが「間引き」という作業。
早くしないと棉はどんどん大きくなって大変なことになってしまいます。

ところで、「わた」の表記には「綿」と「棉」の2種類があります。
糸の場合は、コットン、ふわふわのわたになったものを言い、
木の場合は、畑になっている綿を実らす緑のことを言うのだと、
島の方に教えてもらいました。

090513 棉の芽

今日、島の方から嬉しい連絡が。
9日に種まきした棉が、早速芽吹いたそうです。
たったの5日で。

種まき、大成功。

090509 種まきのあと









右:種まきのあとでしたバーベキュー。
白石島で獲れたイカ、タコ。焼いたのもおいしいけど、刺身がコリコリなのにやわらかく格別。
その他にも太刀魚に、甘くてほんとにおいしい玉ねぎ、それから島の味付けのり。
おにぎりも絶妙の塩加減。
頑張って種をまいた畑の横で、島のゆったりとした時間を感じながら過ごした午後の最高のひと時。

引き続き、


ジュ・フォビアンさんの「タブララサ」というチーズケーキで、先輩の32歳の誕生日を祝う。


女踊りで祝う。(阿波踊り)

男踊りでも祝う。(阿波踊り)

7月に白石踊りの日帰り体験ツアーがあります。
白石踊りはこれから勉強です。

090509 種まき

これが綿の種。

マルチに穴を開けます。

水をかけます。

白い種を3~5粒程度。

入れたら土で埋めます。

作業風景。

1時間半で終了。

1とおりに約100個の穴を開けています。
それが18とおり程度なので、約1800本の綿の木ができます。
次の作業はまびき。複数出てきた綿のうち、残す1つを決める作業。
それまで約2週間。綿が生長するのを待ちます。

今年は畑を倍増させたのでコットンボールで24kg、
綿打ちが終わった使える綿で8kgはできそうです。

090509 種まきの準備

準備完了。

種まき前の作業は、事前に施肥し耕した土に「マルチ」と呼ばれる黒いビニールをかぶせること。
マルチにより余分な草が生えなくなり、畑の管理がずっと楽になります。
空気が入らないようにマルチの端を踏んで張りをもたせて土をかけます。
風上から風下に向かって行うのがコツ。

とてもぎこちない。

マルチをひく。

短いのも含め、全部で20とおり作りました。
1時間半ほどで作業終了。
去年の倍の面積です。
作業人数も倍に。

090509 水

フェリーのベンチ。

水色と白色。

避ける。

布×3。

白い三角。

フェリー。

軽トラ。

あふれる。

かげ。

水色のプロペラ。まわっていない。