091108 イン神山












イン神山










左:スベトラーナ・ガーボヴァ
右:山中カメラ/神山スダチ音頭










左:アダム・アヴィカイネン
右:水谷一/事象










キャメロン・ホッキンソン
(おめかしされた家。かわいすぎる。)


11月8日(日)、白石島ではなく、徳島県神山町に行ってきました。
神山町は人口6,500人程度の徳島市街地から車で40分程度の山あいにある過疎の町。
ここで、神山アーティスト・イン・レジデンス(KAIR)をやったり、武蔵野美術大学のインターンをやったり、移住者を迎え入れたり、森を作ったりと、空き家となった小民家を紹介したりと、これからの日本を、そして世界を変えていくという思いで、生き方・暮らし方・働き方を発信しています。

白石島と同じ、田舎にある小さな町での取り組みということ、あとはこの方の著書に興味があり、訪れてみました。イン神山のホームページは西村さんが作られたそうです。

この日は9月から始まったKAIR2009の最終日でした。
日中はアート作品を見るべくまちをうろうろ。なんだか人が少ない。そして若者が見当たらない。。今年の夏に行った越後妻有に、直島、犬島などはアートに興味のありそうな若者を数多く見かけます(自分もご多分に漏れず)。
しかし、神山はそうではなかった。まちのおばちゃんがその友だちのおじさんやおばちゃんを案内。バイク乗りのおじさんがひとりでお寺を訪問。アダムさんの屏風を見、酔っぱらった案内のおじさんと話をしてる。うん、楽しそう。
ときに迷いながら、道路の狭さに泣かされながら、ゆっくりと神山を感じる。

たまたまKAIR2009のさよならパーティーが開催されるということで、飛び入りで参加させてもらい、しかも運良く「イン神山」を始められたNPO法人グリーンバレーの大南さんとお話させていただくことができました。
2時間のパーティーはスピーチに1時間20分、フリートーク20分、踊りに20分くらいの感じで、まあみんなの話が上手でおもしろいこと。。
唯一の?県外からの参加者ということで、スピーチをさせてもらい(全部で20人くらいがスピーチしてました)、NPOのこと、白石島のプロジェクトのこと話をさせていただきました。
神山も外国からの移住者がいたり、レジデンスでも来てるし、世界とつながった場所。
この日もイギリスから移住を考えてるルーさん夫婦が来てました。
白石島も外国人が大勢訪れる場所であり、神山に来てる人が白石島にも来たらいいなという思いで、そんな話をしました。

そしたら翌日、神山と白石島をつないでみませんか?というメールをいただくことに。
山の神山、島の白石島。日本の素晴らしい田舎での暮らし。
それがつながる。

実は1年ほど前に、白石島がNHKのニュース番組で放送されました。大南さんはこの番組を見られており、神山がやろうとしていることを白石島で何年も前に実現されているということに感銘を受けられ、白石島のことに興味を持たれていたそうです。

いつどんな風につながるのかわかりません。でもこうやってつながりそう。いや、つなげるんですね。
つながるやり方で。これからの楽しくなりそうです。

2 件のコメント:

とらさん さんのコメント...

神山は一年中アートしているのかしら?
学芸員さんとかいるの?
なんて、つまらないこと考えてごめんなさい。

場所が人をつなげて、人が場所をつなげる。
離れた人がつながって、離れた場所がつながる。
なんかいいですよね。

この夏、私も白石島を介していろいろな人とつながりました。
冬の白石島はどんななのかなあ、とふと考えたりする今日このごろです。

かねだ さんのコメント...

とらさん、お久しぶりです!

神山は1999年にアーティストインレジデンスを始められ、毎年されてます。過去の作品は森の中にそのまま置いてあるものや、旧小学校に保管してあるものがあり、いつでもアートツアーができます。(12月5日にしてきました。)
レジデンス期間には世界各地から公募で募ったアーティストが3名ほど神山に住み、町の人と交流しながら作品を作るようです。特に、レジデンスの期間に訪れると盛りだくさん楽しめますよ〜
今度白石島にお越しの際は、白石島〜神山ツアーもいいなと企んでいます。
ちなみに学芸員さんは第1回目だけ置かれたようですが、その後はまちの人たちがやられてます。応募が国内外から100近くあるそうで、専門性の高いものはそういう方に判断してもらったり。

ほんとつながりを感じます。まずはNPOに入ったこと、そして今年から白石島という場所に関わりだしたことで、本当に大きく広がりました。
その次は、どうつなげていくか、ですね。

白石島、年末にまた行ってきます。
冬の頼り、待っててください。