100412 織らせてもらった布













1年間白石島に通い、生まれた1枚の布。

横糸に自分で紡いだ56gのオーガニックコットンの糸。
経糸に織り部のみなさんにとてもとてもお世話になりセットできた糸。

少し残った織りと最後の仕上げを、織り部の方がしてくださり、早速写真を送ってくれました。

染めもせず、模様もつけない、生成りのなんということのない布。
横糸には太さや出来にムラがあり、決してうまくない感じは、いかにも初めての人が織ったものという印象。
でも、それがいいなと、織り部のみなさんはとても感心し、自分たちもまたこういうものを織ってみたいと言ってましたよと、きみちゃんからのメールに書いてありました。

横糸は自分で紡ぐんだと言い、ひとりでやらせてもらいました。
でも経糸は、自分ひとりでは何もできなかった。
2月に経糸の準備を何日にも分けて、織り部のみなさんが手伝ってくれたときのことが、時が経てばそれだけ思い出されます。

1年かけて白石島に通い、織り部のみなさんに織らせてもらった布。
これはみなさんからのプレゼントなのでしょう。

織り部のみなさんとあった1年でした。

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