090921 合宿2日目









9月21日(日)、2日目が始まりました。1番最後まで寝ていたのは前日の他己紹介の際に、北浦さんに「14番の人は・・」とほんとに友だちなのかと疑ってしまうような紹介をされたおかぴーでした。全く起きる気配がなく、結局朝食は食べれず8時30分まで寝てました。
何はともあれ全員揃って綿の集会所へ向かいます。
リビング新聞の記者の方が取材に来られ、9時30分より綿のこと開始です。
天野さんから綿作りや手織りを再開した経緯について話してもらい、その後、綿チームのきみちゃん(白石公民館の主事さん。「白石公民館の日々」の著者です。)、おかえさん、みずえさん、みよちゃん、えっちゃん、そして少し遅れてひろちゃんが来て勢揃い。
きみちゃんから順番に、綿作りのいいとこや大変なとこ、それからタブララサと4月から一緒にやってきてよかったことや思うところという半ばやらせの質問に丁寧に答えてくれました。

裏を合わせていたわけではないですが、私たちのような島外者でも島に関わる余地はあり、協働はしていけるということが見えてきます。
ひろちゃんからは、ぽっと来て何かをやって帰っていくというスタンスではなく、1年をかけてじっくりと島のことを知りながらやろうとしているところを気に入ったからとも言ってもらいました。
みなさん、公民館の事業ということで畑も分担を決め、責任をもってやっています。
中には、こうやって綿のことをやるのは別に好きではない、どちらかというと嫌いだと言いながらも続けている人もいて、でもそれが自然な姿だということです。


いよいよ体験の時間。

まずは種取り作業から説明してもらいました。
最初はみんな興味を持ってくれるだろうかと不安でしたが、予想以上の反響でほっとしました。









種取りの次に綿打ちについて昔の道具(弓のようなもの)を見せてもらい、いよいよ糸紡ぎ。
先の話でも「金田さんの糸紡ぎがこれからの課題です」と言われ、お手並み拝見とばかりにみんなが見守る中での披露。綿チームの女性陣にうまいうまいと茶化されながらも無事に紡げました。すると、我こそはとこぞって糸紡ぎにチャレンジ。見た中ではカミーがセンスよかったです。浜崎くんはミサンガ級の太い糸を製作。(ただの失敗!?)
それにしても、みんながこんなに興味を持ってくれて本当よかった。









続いて、今回のメインイベントである綿の収穫です。
前日に山歩きをしているときに、鳩石をすぎたところからたまたま棉畑を見下ろすと、誰かがごそごそと棉畑で作業をしている・・。
先週は収穫に行きますと事前に話をしておいたら、綿を収穫せずに残していてくれていたのに、今回はなぜ??と不安に。。
案の定、綿は収穫されており、わずかしかありませんでした。
結局、「ひとり1個」という制限を設けて収穫開始です。
写真右はお茶らけカミー。









実は1名、リタイアが出てました。
だいちゃんです。
集会所までは来たものの、建物裏の溝でダウン。そのまま宿に戻っていき、綿の収穫には参加できず。。

みんなが宿に戻った後で、綿の収穫をできなかったのは残念やな〜と彼に報告している声が聞こえ、また嬉しくなりました。

さっきまでダウンしていた14番の人、オカピーがここへきて復活。かつて農協に勤めていたということで、畑についての知識の大豊作。
綿のどこに農薬が必要なんだという確認に始まり、土作りはどうしたのかとか、そういえば虫を食べる為の虫が「農薬」として売られていたとか、畑の規模を大きくすることで、畑外にいる虫の数が追いつかずに生物バランスが崩れて今年は虫がついたんじゃないかとか、それを防ぐには家庭菜園のように、野菜とかいろんな種類の作物を混ぜて作った方がいいとか、侍のような風貌からは想像できない畑トークが展開されました。









この日の収穫は300gほど。
綿が少なかった理由。
どうやら近所の方が綿を収穫していたようです。
綿は収穫期に入ると3ヶ月ほど朝晩2回は収穫に来ないといけません。それくらい手間のかかるもの。綿チームの皆さんは普段は主婦をされており、その合間に綿 のことをされていて、必ずしも毎日収穫に来れる訳ではありません。したがって、気を利かせて近所の方が綿を収穫してくれるのです。
これも島らしさかな。









収穫後はみんな手織り体験や糸紡ぎにまたチャレンジしたりと思い思いの時間を過ごしました。
早いもので合宿も終わりの時間。









最後は理事長の河上よりお礼の挨拶。2日間に渡る合宿は無事に終わりました。
しかも営業のかいあり3名の方がタブララサの準会員になってくださいました。

午後からは完全自由行動ということで、そのまま手織り体験を続ける人や、昼食に行く人など。浜崎くんはめだかの調査へ。
以前からこのブログで紹介しているみゆき食堂も人気で10名ほどで訪れました。









昼食の後はこれまた別の10名ほどでシーカヤック。これが一番の楽しみだった人もいましたね。
「乗り降りの際に少し濡れるくらいだ」「しぶきを浴びる程度だ」と事前に聞かされていたので、みんなにもそのように伝え水着を用意せずに挑みました・・。
が、カヤックに乗り、海に入ると同時に浸水し、そのまま海水に浸かったままのパドリング。
のっけからずぶ濡れになってしまい、みんな呆れるしかない。冷たいお尻に冷たい視線。。
それでも楽しかったようで、今度は白石島1周ピクニックという企画も生まれました。
またみんなで行きましょう。
その頃にはだいちゃんもさんちゃんでうどん食べて復活してました。

その他にも鎧岩までの山歩きでふらふらになってる石井さんや、中西屋のおじさんの話など、まだまだ書き尽くせませんがとにかく楽しい合宿であったことに違いありません。
やってよかった。
ほんとやってみてわかること、やっぱりやってみないとわかりませんね。

午後は好きな時間に島を離れたので、最後は10名ほどで17時05分の普通船で帰りました。
きみちゃんもわざわざ見送りに。
そして僕のかばんに保冷剤に包まれた手作りジャムをそっと入れてくれました。
これだけは僕だけへのご褒美にします。

参加してくれた皆さん、それから白石島の皆さん、本当にありがとうございました。
また来年もやりましょう。
そのときは少し値上げしてるかもしれませんが(笑)。

2 件のコメント:

とらさん さんのコメント...

2日間、お世話になりました。いえいえ、ここまで辿りつくまでの地ならしというか、島の方々の信頼を得るまでのご苦労を思うと、決して2日間ではないですね。

綿は食べられないけど、収穫するのは楽しかったです。
あのフクフクとした感触がなんとも可愛らしくって。
素敵な作品になるんだよ、って祈っちゃいました。

あと、シーカヤック。
漕ぐのをサボって寝そべったときに、背中に感じた波の感触。
なんとも至福の時でした。

もっと鍛えて次回は島一周にチャレンジします☆

かねだ さんのコメント...

とらさん、コメントありがとう!
なんで「とらさん」なのでしょう。。

こちらこそお世話になりました。
天野さん級に島を案内できるように、シーカヤックも島歩きもしっかり勉強しておきます!
(もちろん、糸紡ぎも・・)
また成長してるか確認に島へいらしてくださいね。
とらさんをはじめ、みんなからパワーをもらった合宿でした。
ありがとうございました。