101218 白石島ツアー

12月18日の白石島ツアー。

この日は児島のジーンズミュージアムの名誉館長さんや水島のタケヤリ帆布の方、児島の染料屋さんなど、岡山で繊維や織りにまつわるプロの方々5名と、まるでその方たちの孫(人によってはひ孫!?)と同じくらいのタブララサメンバーとで白石島へ行きました。


















いつもより船の時間を遅くして11時のフェリーに乗船。
みんなで輪になり、さっそくおじさまたちの独演場、と思いきや、僕たちタブララサがどんな思いで白石島に関わっているのか、僕たちの感じている手織り教室の皆さんの考えはこうなんですというのを聞いてくれました。
そして、やっぱりその場所へ行ってみないと何もわからないから今日は来たんですよと言ってもらえて一安心。



















着いて早々にみゆき食堂でお昼を食べました。
ダイエットをしているので、ご飯はいらないですよと言われる方も、出てきた料理を見て驚きやっぱりご飯をくださいと、席も移動して一人でご飯を食べられてました。
感動の表現がとてもダイレクトで、見ていて気持ちいい!

ご飯の間も話は止まりません。
綿であれなんであれ、その土地に合い、経済効果があるものでないと成長しないのだよという話。
たとえば青森のリンゴや桜島の大根がいいといって、それ以外の土地で作ろうとしても同じものはできない。全然よくない。育たない。
できあがったもの、アイデアを持ってくるのではなくて、種から植えないといけない、植林したのではいけない。

土地に合えば根が張る。だから根付く。
白石島の気候、風土に合った綿もあるはず。
種から出発しないといけないよと、これまで自分たちではあまり考えてこなかったことを教えてくれました。
それから、白石島の土地に向く何かがあるはずで、それはその土地の人が知っているから、島の人に聞いてみるといいよと。



















この日のお昼ご飯。

ご飯:笠岡で作ったもの
うどん:笠岡の細麺(小山製麺
冷や奴:未確認
煮物:みゆきさんの手づくりの野菜
天ぷら(紫芋、
さつまいも、ひょうたん南瓜):みゆきさんの手づくりの野菜
かき揚げ(海老と白身魚):島で穫れたもの

このうどん定食が500円。
うどんの単品を頼んだ方もいたのですが、つくるのは同じだからといっておかずを全部つけてくれました!
すごい!

ごはん、まだありますよー、と言われれば、おにぎりにしてもらって持って帰ろうかなと。
絶好調です。
おまけにみんなひょうたん南瓜の種までいただき、機嫌良く集会所へ向かいました。

ちなみに笠岡のお米やうどん、飾ってあるリースも笠岡のバラで作ったもの。
白石島は島だけど、笠岡とのつながりがあるんだなあというのを感じました。


















集会所へ向かう道中でも、細い路地の移動になるのですが、車が行き交うために止まって待ってあげたりする場面に出くわし、児島でさえそんな人の交流には出会えないと、島のいいところとして心に残ったと言ってました。

集会所へ着くと、手織り教室の皆さんがお出迎え。
さっそく種とり機や糸車や機織り機などを見ながらにぎやかな時間が始まりました。
染めをされてる方もいて、こういう場合はこうしたらいいよというような話で盛り上がっていました。
そして、児島のジーンズの話をしていただこうと、皆でケーキと珈琲と一緒にテーブルを囲みました。

その詳細はこちらを→ 101218 売るのでなく。

島の皆さんにもちょうど知りたかったことを聞けてよかったとか、いいアイデアが出たねとか、あの人たちの話、知的で楽しかったよという感想を別の方から聞いたりと、本当によい時間を持てたなと思いました。

ビデオで撮ったり、ボイスメモで音声を録ったり、皆で話に聞き入ったり、白石公民館の手織り教室の皆さんと会話を楽しんだり、みゆき食堂のうどん定食に感動したりな1日。

みんな岡山で何十年も生活してこられていて、初めて白石島に来た方もいました。
それを思うと、こうしてタブララサのような島の外の人たちが白石島へ関わる意義もあるのだなとあらためて感じました。



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