100124 集会所にて









左:まだ残っている綿/右:集会所でおしゃべりタイム









左:今日のおやつ/右:きみちゃんの車のボンネットには綿

公民館まつりの片付けもおわり、織り部と陶芸部の人で、集会所でおやつを食べながらいろいろ話しました。
2010年度はどんなことをしましょうかという話。
タブララサとしてはこんなことを考えているけどどうですかということで聞いてみると、ちょうどやりたいなあと思ってたことと合致したので、じゃあやりましょうということに。
よかった。
今年は横糸だけオーガニックコットンだったけど、次は縦糸も。
これはかなりのチャレンジになりそうだけど、やれそう。
あとは藍を育てるとか貸し畑にするとか。

そこから話は膨らんで、今やってる元気再生事業の桑のことや国際交流ヴィラのことや。
白石島はいま急にいろいろやっているように見えるけど、例えばボランティアによる島ガイドなんかは、8年くらいも前に動いたけれど、アンケートを取ったりするだけで続かなかった。
他には地域通貨もおもしろそうということで勉強をしている。
でもどれも続いていない。
今の公民館長の下でばりばりと動ける人がいるだけで、どれだけ多くのことが動き出すだろうかという思いを持たれている。
そういう人がひとりいるだけど、全然違うんだなというのがわかった。
じゃあどうすればいいのかは今はわからないのだけど。

そんな堅いテーマの次は仕事の話。
人を連れてくるなら山桜のきれいな季節がいいねといったところから、山菜に話は転ずる。
そして物々交換。
島に訪れた人にわらび取りの仕方を教える。収穫したわらびを島のおばちゃんに預けるとあく取りをして、今度来るときに調理をしておいてくれる。
たとえば灯油なんかも、そりゃ誰かが運んできてくれた方が随分と楽。
いつか欲しいけど自分で手に入れることができなくなるものが出てきて、それを誰かが助けてくれるという生き方になっていく。
わらびだって食べたいけど、自分で行くのが面倒くさい人もいる。それとは逆に、食べたくはないけど、探しに行くのが好きな人がいる。
そうやって一人一人の好きなことや誰かにやってほしいと思っていることをつぶさに見て、1対1で関係を作っていくことで、仕組みができるのだろうな。

僕がこうして話をした島の人が願っているのは、住み良い島がよいということ。
白石島は笠岡諸島の他の島に比べて、危機感が少ないんだろうな、とも。

2 件のコメント:

とらさん さんのコメント...

公民館祭り、お疲れ様でした!
本当にいつでも女性が元気な島なんですね。

いつでも手作りおやつが並んでいるところも白石島らしくてほのぼのします。

それにしても、何ごとも継続させるって難しいですよね。
でも、いろいろやるなかで一つでも二つでも続く事があれば良いですよね。

かねださんはいつもじっくりと島の方々とお話されていて若いのに「偉い!」って思います。
特に「1対1で関係を作っていく」という言葉にはハッとさせられました。

コミュニティの中にポコッと入ったとしても、人々との関係は自分で築いていくしかないですもんね。

日頃、相手とどれだけキチンと向き合えているか。。
しばし反省。。。

ところで、白石島には危機感が少ないってどういう意味ですか?

良い意味?それとも逆の意味?

かねだ さんのコメント...

お疲れ様だったのは島の方たち(特に公民館の主事さんたち)ですよー。
僕はご飯いただいたり、茶化されたり、ありがたい立場でした。
ほんと女性が元気だなと、島に行かなくてもNPOとかあと瀬戸内国際芸術祭のボランティアの人とか見てると感じます。

ほんと続けることって大変ですね。
この白石島との取り組みも、僕のNPOの活動の中でこれしかないし頑張りたいと思って続いているように思います。
続いていることってそれだけで意味があるようにも思います。
その一方で、続けたくても続けれなかったことや、続かなかったことにも意味や価値はあるだろうし、そんな風に関わっていきたいとも思います。
寡作の映画監督もいますし、個人的にはそういう人に共感を覚えます。
やっぱり多くはできるものでないから、たとえば1対1で関係を築くというのも、まさに目の前で関係を築くことができる人と、とにかくやっていくということかと。
そうは言っても、僕もちゃんとできてる場合もあればそうでもない時もあり、いつも反省です。

危機感がないというのは、いずれの意味のもあると思います。
誰もが年を取っていくわけで、先を見据えてどれだけやれるのか、それは実は僕たちみたいな若者こそ考えないとどうにもならなくなることなのかなと。
これは難しいテーマなのでまたじっくりと話しましょう。